道陸神社って知ってますか?

貝塚市木積の山手に、道陸神社という神社があります。「どうろくじんじゃ」と読み、地元では「どうろくさん」と呼ばれています。大きな観光地ではありませんが、足の神様として古くから信仰されてきた、奥貝塚らしい場所です。

道陸神社は足の健康を願う神社です。

住所は貝塚市木積3758。奥水間温泉へ向かう山手側にあり、は~もに~ばすの「道陸神社前」からすぐです。バスの時刻や運行経路は変わることがあるため、利用前に最新情報を確認してください。

足の神様「どうろくさん」

道陸神社には、左足の神とされる原山津見神と、右足の神とされる戸山津見神がまつられています。

そのため、足の健康やけがの回復、歩くことの安全を願う神社として信仰されています。登山やハイキングをする人にとっても、和泉葛城山へ向かう前後に立ち寄る意味のある神社です。

近くまで来たときには、特に足に不安がある人は、足の健康とご利益を願ってお参りしてみるのもよいと思います。

蛇谷城の兵士と清水の伝承

道陸神社は、もともと戦国時代にこの地域を治めていた松浦氏の蛇谷城内にまつられていたものを、廃城後に木積の人々が現在地へ移したと伝えられています。

蛇谷城の兵士が湧き出る清水で足の傷を治したことから、道陸神の御利益として足の健康を願う信仰が広がったといわれています。

単に足に御利益があるというだけでなく、山道を歩いた人たちの経験と伝承から生まれた信仰であるところが、この神社らしいところです。

和歌山との往来にも関係がある

道陸神社の前を通る道は、かつて和泉葛城山への登山道であると同時に、貝塚と紀州を結ぶ主要な道でもありました。

葛城山で修行する修験者や、紀州と水間寺の間を行き来する人たちがこの道を通り、旅の安全や足の健康を願って参拝したとされています。

現在は車で通り過ぎることが多い場所ですが、和歌山と大阪を山越えで行き来していた時代を考えると、道陸神社がここにある意味も分かりやすくなります。

大きな神社ではなく、お参りするための場所

道陸神社は、広い境内に見どころがいくつも並ぶような大きな神社ではありません。基本的には、足の健康を願って静かにお参りする場所です。

そのため、神社だけを目的に長時間過ごすというより、奥水間温泉や松葉温泉などへ出かけた帰りに、風呂上がりの立ち寄り先としてお参りするくらいがちょうどよいと思います。

境内へ入る車道はかなり狭い

車で境内近くまで入ることはできますが、進入路は非常に狭く、軽自動車でないと不安を感じるほどの幅です。

普通車や大きな車で無理に入るのは避け、軽自動車の場合も対向車や切り返しの場所をよく確認しながら、ゆっくり進む必要があります。少しでも不安を感じた場合は、無理に車で奥まで入らない方が安全です。

秋の紅葉も見どころ

貝塚市の案内でも、道陸神社は秋の紅葉が見事な場所として紹介されています。

足の健康を願う参拝だけでなく、奥水間方面のドライブや散策の途中で、静かな山手の雰囲気と紅葉を見る立ち寄り先にもなります。

奥貝塚を通るなら覚えておきたい

水間観音や奥水間温泉は知っていても、道陸神社までは知らない人が多いかもしれません。和泉葛城山や奥貝塚を回るなら、昔の山越えと足の信仰を今に伝える場所として覚えておきたい神社です。

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