粉河方面からハイランドパーク粉河へ車で登る道
和歌山側から和泉葛城山へ車で上がる場合、「紀の川東インターチェンジ方面」と言っても、実際の感覚としては粉河寺や粉河町の方から山へ入り、ハイランドパーク粉河を目指すルートです。
粉河町からハイランドパーク粉河までは、かなり直で上がっていけます。大阪側の蕎原から上がる感覚に近く、山上の目的地をハイランドパーク粉河に置くと、初めてでも位置関係をつかみやすいです。
このサイトでは、ハイランドパーク粉河へ和歌山側から上がる方向を粉河方面として整理します。和泉葛城山の山頂側から和歌山方面へ降りる名手方面とは別の道として分けておくと、山上の位置関係がわかりやすくなります。
粉河から蕎原へ抜ける、最短山越えのひとつ
このルートの面白いところは、紀の川側から山へ上がり、ハイランドパーク粉河を通って、反対側の蕎原方面へ降りられることです。ざっくり言えば、登りに約30分、下りに約30分で、紀の川側から蕎原側まで約60分で抜けられる山越えルートとして考えられます。
時間だけで見ると、ものすごく早い抜け道というより、「最短距離で山を越えられる」というところにメリットがあります。山の上を通って大阪側と和歌山側をつなぐ感覚なので、道を知っている人には使い方の幅が出るルートです。
犬鳴峠と牛滝側トンネルの間にある、山の裏側ルート
この道が大事なのは、位置関係です。西側には犬鳴峠方面のルートがあり、東側には牛滝・和泉側のトンネルを使うルートがあります。どちらも道路としては整備されていて、目的地へ向かう道としては分かりやすいです。
一方で、粉河町からハイランドパーク粉河へ上がる道は、そのちょうど間に挟まれた山の裏側にあります。場所としては近いのに、初めての人には少し行きにくく感じるエリアです。だからこそ、知っておくと「ここからも上がれるのか」と分かる、地元感の強いルートになります。
時間は犬鳴側・和泉側トンネルと大きく変わらない
紀の川側から山越えで抜けても、最短ルートで約60分。西側の犬鳴山方面を通っても、東側の和泉側トンネルを抜けても、時間だけで見るとだいたい約60分前後になることがあります。
つまり、時間だけなら大きな差は出にくいです。ただ、距離、走りやすさ、寄り道のしやすさ、山道を楽しむかどうかで選び方が変わります。このあたりは、別記事で「犬鳴側」「粉河側」「和泉側トンネル」を比べる形にすると分かりやすくなります。
道は舗装されているが、連続カーブには注意
紀の川市側からハイランドパーク粉河へ上がる道は、基本的に舗装されています。軽自動車や普通の乗用車なら十分上がれる道なので、未舗装路を走るような心配はあまりありません。
ただし、山道なので急なカーブや対向車には注意が必要です。子ども連れや車酔いしやすい人がいる場合は、急いで上がらず、かなりゆっくり走る前提にした方が安心です。
山上の目的地はハイランドパーク粉河
和歌山側から上がるときは、まずハイランドパーク粉河を目的地にすると分かりやすいです。売店があるのは基本的にハイランドパーク粉河側で、休憩場所としても使いやすい山上ポイントです。
そこから尾根沿いに東へ進むと、和泉葛城山側のトイレ、休憩所、展望台のあるエリアにつながります。ハイランドパーク粉河と和泉葛城山側、この2つを山上の中心として覚えておくと、初めてでも動きやすくなります。
粉河側で寄りたい場所
紀の川・粉河側から登るなら、山へ上がる前後の寄り道もかなり面白いです。一番のメインは、やはり粉河寺です。西国三十三所の札所として有名なお寺で、境内も大きく、初めて粉河方面へ行くなら一度は見ておきたい場所です。
粉河寺で特に印象に残るのが、本堂の左前あたりにある石の庭園です。詳しいことを知らなくても、石組みの雰囲気がかなり珍しく見える庭で、普通のお寺の庭とは少し違う感じがあります。粉河寺へ行くなら、本堂だけでなく庭園も見ておくと面白いです。
粉河寺へ車で行く場合は、駐車場代が必要になる前提で見ておくと安心です。山門のあたりには、ワンコイン程度で停められる駐車場がいくつかあり、売店のようなところで支払う形の場所もあります。山へ上がる前に粉河寺へ寄るなら、駐車場所と支払い場所を先に確認しておくと動きやすいです。
近くには長田観音もあります。粉河寺ほど大きく観光地化された雰囲気ではありませんが、地元で知られている観音さんで、こちらも寄り道先としておすすめです。粉河寺と長田観音を組み合わせると、山へ上がる前後の紀の川側の見どころが作りやすくなります。
春なら桜も見どころになります。上野桜、さくらのトンネル粉河と呼ばれる場所や、竜門川の桜並木があります。竜門川の桜並木は、広い空間の中に桜並木が続いている感じで、車で近づいても見やすい雰囲気があります。桜の時期は、粉河寺、桜並木、ハイランドパーク粉河をつなげると、かなり良い半日コースになります。
粉河祭りについて
粉河側で時期が合えば見ておきたいのが、毎年7月の最後の土日あたりに行われる粉河祭りです。だんじりのようでいて、岸和田や貝塚のだんじりとはかなり雰囲気が違います。スピードを出して走る祭りというより、京都の祇園祭に近いような、縦に長い山車がゆっくり進んでいく印象があります。
和泉葛城山を一枚隔てただけで、これほど祭りの文化が違うのかと感じられるのが面白いところです。大阪側のだんじり文化とはまた別で、京都方面から流れてきたような空気もあり、山を越えた紀の川側ならではの祭りとして見るとかなり興味深いです。
この地域にこれだけ若い人が集まっているのかと感じるくらい、若い人も大勢やってくるお祭りです。屋台なども出るので、祭りの日の粉河周辺はかなり賑やかになります。山へ上がる前後に時期が合えば、粉河側の文化を感じられる寄り道としてかなり面白いと思います。
見に行くなら、個人的には土曜日の方がいいと思います。土曜日は若い人も多くてかなり盛り上がりますが、日曜日の昼過ぎや夕方になると、粉河駅周辺にはほぼ誰もいなくなるような時間帯があります。ここは、2日目の夜も遅くまで盛り上がるだんじり祭とは違うところです。だんじりの感覚で日曜の夕方に行くと、少し拍子抜けするかもしれません。
また、何年かに一度は、お侍のような格好をした人たちが歩く、時代行列のような催しが見られる年もあります。時代劇のような服装で町を進む雰囲気は、だんじり祭ではあまり見ない要素なので、粉河祭りならではの珍しさとして覚えておくと面白いです。
ただし、時期が真夏なので見に行くのはかなり暑いです。貝塚のふとん太鼓と同じように、暑い中で行われる祭りなので、日中に歩いて回るなら暑さ対策は必須です。車は紀の川市粉河中部運動場に臨時駐車場が用意されることがあり、そこから歩いて向かう形になります。そのほか、オークワや松源のあたりから歩くことになる場合もあり、祭りの日は駐車場所と歩く距離を先に考えておいた方が安心です。
この記事に入れる写真
- 粉河寺・粉河町側から山へ入る具体的な目印
- ハイランドパーク粉河までの途中で注意するカーブや分岐
- 犬鳴側ルート、和泉側トンネルとの距離・走りやすさ比較
- 粉河寺、長田観音、上野桜、竜門川の桜並木
- 帰りに寄れる店、温泉、休憩場所
粉河町にはマクドナルドもあります。個人的には、2代目よなきやというラーメン屋もかなり好みです。ここへ行くためにマラソンで走ってくる人がいるくらい、昔から知られている有名店です。お食事処 ふみも、建物はかなり古いですが味がよく、地元の人には知られているお店です。